八百熊川で楽しむ福井の地酒

福井県はコシヒカリは水が豊かで県内各地で米作も盛んなこともあり美味しいお酒を作っている酒蔵さんが沢山あります。八百熊川ではそんな県内で醸造される美味しいお酒をお部屋でお楽しみ頂けるようにフロントで販売しています。お酒のセレクトは福井県おおい町にある兵助酒店さんと八百熊川の呑んべえスタッフ。大正時代には酒造りをされていた兵助さん、今は醸造はされていませんがこだわりの地酒の販売をされています。

フロントで販売しているお酒は、季節によって少しずつ変わりますが、今日はその中から特におススメを何点かご紹介します。

日本酒・ビール・梅酒・ワインなど福井の地酒を揃えています

日本酒

まずは日本酒。福井県を代表する日本酒といえば梵と黒龍。もちろんこの2銘柄もしっかり揃えてますが、この他にも白岳仙・福千歳・白龍と美味しい日本酒がたくさんあります。その中から今回ご紹介するのは、近年どんどん人気が上がってきている三宅彦右衛門酒造さんの「早瀬浦特別純米酒冷酒用300ml」。

こちらは美浜町の早瀬という漁師町にある、300年の歴史を誇る酒蔵さんのお酒。早瀬のかつては地元の漁師さんだけでなく隣町の若狭町常神半島の漁師さんなども魚の水揚げに来るなど漁業で栄えた町で、漁師さんたちは漁で獲った魚を浜に卸し、変わりに居酒屋に寄ったりお酒を買って帰ったそうです。そんな漁師町で作られてきたこのお酒はしっかりボディで冷やして呑んでも飲みごたえ充分な漁師町ならではの男酒。それでいて飲み飽きないすっきり感があるので毎日の色々な食事と合わせて呑みたいお酒です。おもてなし御膳のようなお母さんの作る田舎料理にはぴったりです。

三宅彦右衛門酒造さんの入口まで来るとお酒の良い香りがする

雰囲気ある酒蔵でのお酒選びも楽しい

今も漁師町の面影残る早瀬の街並みは街歩きにもおススメで、酒蔵さんへ直接訪れて買うことも出来ます。酒造りが行われている冬期に訪れると、蔵人さん達の働く様子も感じられ、運が良ければ蔵元さんからお話を伺いながらお酒選びを出来ることも。(酒蔵の営業時間は直接お問合せ下さい)

早瀬の集落は散策にもおススメ

東浦みかんビール

次におススメするのは敦賀にある酒店「ケセラセラーみやもと」さんで作っている「東浦みかん914ビール」。山と海に挟まれた傾斜地で栽培される東浦みかんが栽培される地区は、みかん栽培の最北限地といわれる場所です。温かい地域で栽培されているみかんに比べ甘みだけでなく酸味もあるのが特徴です。麦芽100%で造られた本格クラフトビールに爽やかな酸味を持つ東浦みかんの果汁をブレンドして造られるこのビールは、ホップの苦みと爽やかな柑橘の香りを楽しめる爽やかな味わいに仕上がっています。

暑い夏に汗をかきながら宿場を散策した後にはもちろんですが、寒い冬、薬草入浴剤で温まった後や熱々の季節の鍋料理を楽しむ時にもおススメの1本です。

季節限定で飲みごたえしっかりの「東浦みかん914ビールKURO」が並ぶことも

東浦みかんはビールで楽しむだけでなく、敦賀では色々なお菓子に使われていたり、アロマオイルが作られていたりと、お土産におススメの商品も色々あります。そして10~11月には海を眺めるみかん畑でのみかん狩りを楽しむことも出来るのでこちらもおススメです。

景色の良いみかん畑でのみかん食べ放題を楽しんで

ワイン

福井県唯一のワイナリーである「白山ワイナリー」さんは地元に自生する山ぶどうに魅せられて、山ぶどうの栽培とワインの醸造を始めたワイナリーで、自生種の「山ぶどう」だけでなく「小公子」・「ヤマソーヴィニヨン」・「ヤマブラン」といった様々な山ぶどう改良種を栽培されています。どの品種も通常のブドウと比べ収穫量の少ない山ぶどうは大変貴重。そんな貴重なブドウを使ったワインの中から八百熊川では「dandan」のルージュ(赤)とブラン(白)を販売しています。

ルージュ(赤)はやや辛口のライトボディ、ブラン(白)はフルーティーで後味に少し甘みを感じますがライトな味わい。どちらも爽やかな口当たりなので、地魚と季節野菜のイタリアングリルプランにはぴったりで、安心呑み切りサイズのハーフボトルでご用意しています。色々なお酒を楽しみたい方にも嬉しいサイズです!

他ではなかなか出会えない山ぶどうのワインとイタリアングリル

若狭町特産「梅」のお酒

最後にご紹介するのは北陸最大の梅の産地である若狭町ならではの「エコファームみかた」さんの造るBenichuハイボール・実入り梅酒・BENIサイダーの3本。
Benichuハイボールは甘くない梅酒「BENICHU」をベースにして作られたハイボールなので、食事中には甘くないお酒を楽しみたい方にも喜ばれる爽やかな梅酒です。実入り梅酒はかわいいデザインのワンカップなのでそのままでも、お湯割りにしても、炭酸と氷で割っても楽しめます。お酒は飲めなくてという方にはBENIサイダーを、香料酸味料を使っておらず甘さも強くないのですっきり爽やかなノンアルコールの炭酸飲料です。

梅の産地若狭町のならではの梅ドリンク3種

お酒のお供に…

「つぐみ」のお部屋はダイニングテーブルにお酒を冷やす為の水盆があるので、お酒時間をゆっくり静かに楽しみたい方には特におススメです。またお酒と合わせるおつまみには高田商店さんの牛しぐれ煮やだいらやさんのヘシコもおススメです。

県内のお酒に精通した酒店「兵助」さんとただただ呑んべえなスタッフが選んだお酒は季節によりちょこちょこ変わります。お越しのたびに楽しく選んで頂けたら嬉しいです。

つぐみのお部屋はお酒を楽しみたい方におすすめ

お酒のお供にはへしこと牛しぐれ煮

八百熊川
writer
yao-kumagawa

八百熊川は、京都と若狭をつなぐ鯖街道の宿場町<熊川宿>にある古民家宿です。歴史的な街並みが残る熊川宿で、里山で食材を採り、井戸とカマドでご飯をつくり、トレイルを楽しむ。そんな熊川宿ならではの時間をお楽しみください。

八百熊川は、京都と若狭をつなぐ鯖街道の宿場町<熊川宿>にある古民家宿です。歴史的な街並みが残る熊川宿で、里山で食材を採り、井戸とカマドでご飯をつくり、トレイルを楽しむ。そんな熊川宿ならではの時間をお楽しみください。